エンジニアにとって最重要な事が書かれている本・・・「仕事は楽しいかね?」

こんにちわ!

 

メガネ野郎です。

 

前回の私のブログに書いた、エンジニアとして一番大事にしている言葉

「実験的に自分のやりたいことをやり続ける」

 

これのルーツはというと、私が20代の頃に読んだ一冊の本でした。

 

当時の会社の先輩に薦められて読んでみました。

その当時の私は技術書以外の読書は全くしていなかったのですが、せっかく薦められた

本だったので試しに読んでみました。

 

簡単で読みやすい本ではあったのですが、読み終えるとエンジニアとしての本質を突かれたような気分がして、何か心が晴れ晴れとしたことを覚えております。

 

また、この本をきっかけに読書をするようになったようなものです。

 

今回はその本と、大事な大事なその内容について紹介したいと思います。

 

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その本とは・・・

仕事は楽しいかね?」(デイル・ドーテン きこ書房

 

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今の仕事に悩みを抱えている方なら、このタイトルでグサッとくるものがあるかもしれませんね。当時の私もそうでした。

 

約180ページ程で字も大きく文章も難しくない、読書初心者にもおすすめできる内容の本です。

でも、中身は超重要!!

なぜこの本がもっと売れないのか、不思議でなりません(笑。

 

物事の本質について、具体例も含めて書いてあります。

 

では、この本の中で私の大好きな内容について、ちょっとだけ紹介します。

 

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 ・コカ・コーラの製品開発

ジョン・ぺパートンという薬屋がいて、何十種類もの治療薬を考えだしていた。

ある日、従業員の二人がたまたま新しくつくったシロップ状の頭痛薬を水で割って飲んでいた。

それに興味を持ち、ソーダ水を加えてみたものが「コカ・コーラ」となった。

『偶然の産物』でコカ・コーラが開発された、ということである。

 

・リーバイスの製品開発

リーバイ・ストラウスは行商人として働いていた。

鉱夫に必需品を売って一儲けしようと色んな商品を船に持ち込み、一緒に旅している人たちに売って回った。

ただ、テント用の汚い帆布だけは売れ残った。

その売れ残りを売ろうと考え、帆布を使ったオーバーオールをつくったところ、大ヒットした。

たまたま売れ残ったものを『偶然の産物』で大ヒットした、ということである。

 

「事業も仕事も、世の中のほかの全てのことと同じだ。多くの人が”計画通りの結果になるものはない”という使い古された決まり文句にうなずくのに、相変わらず大勢の人が計画を立てる事を崇め奉っている。」

 

これ以上は、ご興味あれば是非とも買って読んでみてください!

仕事は楽しいかね? [ デイル・ドーテン ]

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感想(38件)

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このように、本当にあった過去の成功例から、その理由の本質が書いてあります。

 

その本質とは「『試し続ける』ことに価値がある」ということです。

 

・「試し続けることに価値がある」

 

エンジニアは実験の連続です。

当然計画は必要なのですが、計画を立てる事に時間を費やしても何も生まれません。

何かを生むためには進むしかなく、進んだ先には「失敗」が発生し、何かを続ける事によって「偶然」生まれるものがあるということです。

 

その「偶然」に気が付くのか、素通りするのか、ここに大きな大きな差がでてくるのです。

 

だからことアンテナをはりめぐらしながら、「実験的に自分のやりたいことをやり続ける」ことでのみ、前へ進めるのだと思っています。

 

実際私のエンジニア人生では、

・一つの商品企画でも

・一つの回路設計でも

・一つの回路ブロックでも

・一つの部品選定でも

・どんな規模の話においても

全てにおいて「実験的に」やり続ける事をモットーとして業務を行っています。

 

部下、後輩の指導でもこれを最重要として業務を行ってもらっています。

 

コカ・コーラやリーバイスは偶然の産物である。

ただし「実験をやり続けて、その偶然に気づいたものだけが得られることができる」のです。

 

エンジニアにこれ以上の内容があるのでしょうか???

 

だからこそ私のエンジニアとしてのモットーは

「実験的に自分のやりたいことをやり続ける」ということなのです。

 

ではまた。